BtoBクリップは相手側のコネクタを使用せず高品質のプローブを使用することにより耐久性があり治具メンテナンスのトータルコストが大幅に削減可能です。
通常の相手側コネクタを使用
- 取り外すとき検査側のコネクタが破損する恐れがあります
- 耐久性が低い
ヨコオのBtoBコネクタを使用
- 視認性がよく作業性が優れています
- 洗濯バサミの様に簡単に挟むだけ
- ロック機構がないため検査側のコネクタを損傷しません。
- 高い耐久性を保有しています。
- 本製品は、FPCに実装した、基板対FPC(基板)用コネクタにワンタッチで素早く着脱できる治具です。
- 治具用コネクタと異なり、プローブを使用しますので耐久性があり廃棄物がほとんど出ません。
- 0.4mmピッチ/3.5mmピッチ 60極まで対応しています。
- 小型軽量化により、手で持って使用することが可能となりました。(据え置きでの使用も可能です)
- 静電気恒久対策済みポリカーボネイト樹脂を使用しています。(フローティングガイド・ピンブロックを除く)
こんな方にお勧め
表当て版(上接点)
検査物とコネクタの搭載面が同一の場合、極めて背の低いコネクタに接続する場合
例)FPC端部にBtoBコネクタが搭載されているタッチパネルやLCDなど
裏当て版(下接点)
検査物とコネクタの搭載面が逆の場合、検査物とコネクタが接近している場合
例)FPC端部にBtoBコネクタが搭載されている携帯電話のカメラなど
特長
- コネクタの実装ズレ吸収構造
コネクタの外形をガイドする構造とすることにより、 コネクタと基板(FPC)の実装ズレに左右されません。 - 広い検査物設置スペース
また、基板(FPC)搭載部を広くとることにより検査物を置きやすい様、配慮しました。 - 広い開口部
開口部を広くすることにより、作業性の向上を図りました。 - プローブ保護構造
表当て版:検査物を誤挿入しないよう、ガイド形状を工夫しました。
裏当て版:ガイドがフローティングするため、検査物設置時、プローブにコネクタが直接当たらない構造となっています。 - フローティング・ロック機構
ガイド部(フローティングガイド)は検査物設置時には下がらない工夫をしました。(フル開口時のみ適用されます)
- 良好な視認性
高さを極力抑え、上方前短端部をカットすることにより、検査物の視認性を向上しました。 カメラモジュールの検査を想定し、広い画角に影響を与えない工夫をしました
※BtoBクリップ端面から2.75mmの位置にレンズ中心が接近している場合でも、画角70°まで対応します。
- ベースを装置に残したままプローブ交換可能
検査装置に取り付けた場合にベース部分を残したままプローブ交換可能な構造のため、プローブ交換毎の位置調整が不要です。 - 位置決め用ピン設置可能
位置ピン用のØ2穴を設けてありますので、検査装置など希望の場所へ正確な設置が可能です。 - 小型化によりフレキ用クリップコネクタ(Mボディ)と同等の寸法としました。
検査作業例
プローブ接触位置
半田のつき方によって、不安定なコネクタのリードでなく、コネクタ端子の頂点にバネ圧の軽いプローブを接触させます。
配線タイプ
取付FRCコネクタ関係表
対象極数 | 使用コネクタ |
---|---|
10~32極 | HIF6-32PA-1.27DS |
34~40極 | HIF6-40PA-1.27DS |
42~60極 | HIF6-60PA-1.27DS |
一般仕様
最大定格電力 | MAX.10W |
最大定格電流 | 0.5A |
最大定格電圧 | 50V(AC/DC) |
耐電圧 | AC100V/1min |
絶縁抵抗 | MIN100MΩ |
接触抵抗 | MAX.500mΩ(コンタクト部) |
使用温度範囲 | 0~85℃ |